人材派遣の面接がグループ面接だったときの注意点は?

周りを意識しすぎないことが大切です


人材派遣の面接は、面接を受ける側が1人ではなく複数いるグループ面接であることもあります。それほど多いケースではなく、準備も怠りがちですが、まず大切なのは周りを意識しすぎないことです。

面接を1人で受けるときと基本的には同じ心構えで面接を受けましょう。グループ面接であっても周りを気にし過ぎないことです。

自己紹介の仕方が同じでも、意見が同じでも、それが間違いではありません。無理をして他の人と違ったことを言おうとすると失敗してしまいます。

グループ面接は確かに周りと比較されやすいです。しかし意識しすぎると緊張してしまい失敗をしやすくなるので注意しましょう。

面接の基本をおさらいして準備を怠らないようにしましょう

グループ面接は周囲と比較されやすいからと言って目立とうとすると、悪い印象を与えてしまうことがあります。グループ面接でも基本的なことは個別面接と変わりません。

挨拶がきちんとできる、姿勢が良い、質問に対する答えがしっかりできる、声が大きすぎず小さくない、相手の話をよく聞くことができる、志望動機がマニュアル通りではないなど、個別面接と同じ点をチェックされます。

しかし複数いることで、比べられてしまうのがグループ面接で注意しなければならない点です。1人だったらそれほど気にならないことも、周りがきちんとできていると劣って見えてしまいます。

周りを意識しすぎないことは大切ですが、面接で好印象を与える受け答えやマナーなどをしっかりおさらいして、ポイントを押さえておきましょう。

前の人の言葉に惑わされないようにしましょう


人材派遣のグループ面接では周りを意識しすぎなければ、周りの人の言葉や意見に惑わされることもありません。よくありがちな失敗として、自分の前に答えた人と同じように答えてしまうということがあります。

例えば「自己紹介を簡潔にお願いします」と言われたのに、中には長々とアピールする人もいます。自己PRをされてしまうと自分もそうしなければ損をしてしまう気持ちになることもあるでしょう。

しかし「簡潔に」と言われた場合、長々と話をするのはマイナスな印象を与えてしまいます。

前の人と同じ意見になってしまったり、志望動機が重なってしまったりすることもあるでしょう。その場合でも無理に違うことを言おうとして焦ってしまい、しどろもどろになってしまう可能性もあります。

すべてが同じになるものではありません。基本的なことが同じでも、理由やきっかけが違うことは多いものです。

その場で全く違うことを言おうとしないようにしましょう。また、自分の前の人の答えが素晴らしいこともあるでしょう。

それに惑わされて、もっと素晴らしいことを言おうとしてはいけません。まとまりのない回答になってしまうより、自分の考えをきちんと答えた方が好印象です。

グループ面接ではコミュニケーション能力を見られていることもあります

グループ面接で面接官がチェックしているポイントの一つに、コミュニケーション能力があります。また協調性があるかどうか、といった点もチェックしていることも多いです。

そのため注意点としては、自分以外の人が話をしているときはその人の話をしっかり聞くことです。自分が答えたからと言ってよそ見をしたり、集中を欠いたりしてはいけません。

周りの人の意見を聞かない人、自己中心的な人、と見られてしまう可能性があります。自分以外の人が答えているときには、その人の方に顔を傾けたり、うなずいたりしながら聞く姿勢を忘れないようにしましょう。

また、グループ面接では短時間で話をすることが大切です。多くの場合、1人に割り振られるのは短い時間です。

その時間内に話したいことをまとめ、簡潔に伝えることが必要です。長く話をしてしまうと、他の人の時間を削ることになり、周りに迷惑をかけるだけでなく、協調性がない、自分勝手、と判断されてしまうこともあります。

さまざまなことをアピールしたくなっても、時間を守ることが重要です。

(まとめ)人材派遣の面接がグループ面接だったときの注意点は?

1.周りを意識しすぎないことが大切です
人材派遣のグループ面接では周りの人と比較されやすいものですが、周りを意識しすぎると緊張してしまったり、いつもの自分とは違ってしまったりして失敗を招きやすいので注意しましょう。

周りを意識しすぎないことが大切です。

2.面接の基本をおさらいして準備を怠らないようにしましょう
他の人と比較されやすいグループ面接だからこそ、面接で好印象を与える受け答えやマナーなど、きちんとできることが大切です。面接における基本的なことをしっかりおさらいしてミスのないようにしましょう。

3.前の人の言葉に惑わされないようにしましょう
人材派遣のグループ面接では、自分の前の人の言葉や意見に惑わされないようにしましょう。前の人が自己PRなどをしたり、目立とうとしたりしても気にせず、言われたことや質問に対して忠実に、正しく答えることが大切です。

4.グループ面接ではコミュニケーション能力を見られていることもあります
グループ面接では、コミュニケーション能力や協調性についてチェックされていることも多いです。自分以外の人の話をよく聞くこと、自分に割り振られた時間はきちんと守り短時間で簡潔に答えるようにしましょう。

著者情報

プロフィール:上代 裕也
人材コンサルト。転職で悩む同世代の人たちに向けて役立つ転職情報を配信している。