人材派遣面接のノック回数に決まりはあるの?

ノックの回数は3回が基本です

面接のノックは基本的には3回というのがルールとなっています。もともとノックというのは欧米の文化であり、4回ノックをするのが決まっています。

しかしビジネスの場面においては、ノックの回数は4回でなく3回でもよいということになっており、人材派遣の面接でももちろんノックの回数は3回というのが基本なのです。人材派遣の面接では第一印象が非常に重要になりますので、立ち振舞いや見た目の印象というのはとても重要になります。

とくに人材派遣の面接で入室した瞬間の立ち振舞いは、相手に対して強く自分を印象づけるということを忘れてはなりません。ですからノックの回数を間違っていたり、相手に失礼になるようなことをしたりしてしまうと最悪な結果を招いてしまいます。

ノックは2回でなく4回でもありません

ノックを2回する人も多いのですが、ノックを2回するのはトイレの時です。トイレに人が入っているかどうかを確認するときにノックをしますが、その場合には2回です。

前述したように4回ノックをするのが基本的なことではあるのですが、4回もノックをするのは面倒であり、なおかつ2回ではトイレで使用するノックになりますので、3回ということになっています。

ノックしてからまずは相手からの返答を待ちます。面接官が「どうぞ」と言えば、ドアを開けそこで「失礼します。」と一言を告げてからお辞儀をします。

このとき歩きながらお辞儀をしたり、ドアを開けながらお辞儀をしたりするなどしてはいけません。一度しっかりと立ち止まってからお辞儀をしてください。

すべて一つ一つの動作を確実に行うと同時に、流れ作業のように一連の動作でお辞儀をすることで、メリハリのついたとても印象のよい人物であると相手にアピールすることができますので試してみてください。

椅子の横まで歩いて自己紹介をします

ノックはもちろん挨拶もすべて順調に済むと、少し気持ちが緩んでしまうかもしれませんがすべてが滞りなく行われたら、用意されている椅子のところまで歩いて行き椅子の横に立ちます。気が抜けてしまい席に座ってしまいたくなるかもしれませんが、すぐに座ってはいけません。

椅子の横に立ったら名前を告げて挨拶をします。椅子の横に行くまでにダラダラ歩いたり、大きな音を立てて歩いたりするのではなく、しっかりと踵から足を着地させてスムーズに歩くようにしましょう。

どれだけ緊張していても変な歩き方にならないようにしてください。そして声をかけられてからはじめて座ります。

鞄は足元の横や、準備されている椅子などの上に置きます。何も言われなかったとしても椅子が準備されているのであれば、そこに荷物を置いてよいのか、上着があれば置いてよいのかということを必ず確認してください。

すべて面接官に一度確認してから動作を行う、というのが基本になります。面接官に確認をせずにどんどん行動をしてしまう、というのは控えるようにしてください。

緊張している場合にもマナーを守って失礼のないようにします

面接は誰もが緊張するものです。失敗してしまうのではないかという不安もあれば、緊張している自分を落ち着かそうとしてソワソワしてしまうこともあるでしょう。

その結果お辞儀するのを忘れてしまったり、ノックを何回もしてしまったり、練習通りいかないことも当然あります。

しかしだからといってそこでヤケクソになってしまったり、ふてくされたりするようなことがあってはなりません。失敗してしまっても、また失敗したところから練習通り続けられるように心がけてください。

やけくそになってふてくされたりするとマナー違反である行為や、相手に失礼になる行為ばかりをしてしまうことがあります。

このようなことになってしまうと相手に対して悪い印象を与えてしまうことになりますので、失礼がないように十分に注意してください。緊張して失敗したとしても、何とか挽回するために努力をすれば、その努力する姿こそ面接官に対してよい印象を与えることになります。

どれだけ失敗をしても、頭が真っ白になって呆然としても、そこから自分の力でしっかりと立ち直ろうとすれば、その気持ちはきっと面接官に伝わり必ずしもマイナスな印象を与えるだけではないはずです。

(まとめ)人材派遣面接のノック回数に決まりはあるの?

1.ノックの回数は3回が基本です
面接はノックをすることから始まりますので、ビジネスにおける基本のノックは3回ということを必ず守るようにしましょう。

何度もノックをすると非常識な人だと思われてしまいます。

2.ノックは2回でなく4回でもありません
ノックしてから挨拶をしてお辞儀をするまでの流れは、相手に対して自分をアピールするとても重要なポイントになります。

この一瞬で面接が良くなるか悪くなるかというのは、ある程度決まってしまうと言っても過言ではありません。

3.椅子の横まで歩いて自己紹介をします
部屋に入ってから椅子に座るまでの流れは、緊張しているとつい間違ってしまうこともありますが、リラックスして練習通りに行いましょう。

荷物を置いたり、着席したりといった動作の際には必ず面接官から声がかけられてからにしてください。

4.緊張している場合にもマナーを守って失礼のないようにします
面接は緊張して当然であり、失敗するのもまた当然です。

そこからどのように自分らしさをアピールするのか、練習通りに進めようと努力するのかが何よりも重要になります。

著者情報

プロフィール:上代 裕也
人材コンサルト。転職で悩む同世代の人たちに向けて役立つ転職情報を配信している。