人材派遣の面接では手振りを交えて話すべきか?

少しの手振りなら好印象になります

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人材派遣の面接では身振り手振りなどのジェスチャーを交えて話をすることは、採用には大きく影響はしません。しかしどうしても身振り手振りをした方がわかりやすいという部分では、そのように強調して会話した方が相手に話は伝わります。

ただし絶対に人材派遣の面接で身振り手振りを交えないといけない、または行ってはいけないという決まりはなく、自然であれば多少交えても構いません。自然に身振り手振りを行えるなら、そのようにした方が効果的でしょう。

しかしムリやり交えて行うとするのは、どうしても不自然になりぎこちない動作となりますので、逆に不自然でおかしな印象を与えることにもなります。このために不自然にならない程度なら使うべきであり、不自然になるならムリをしてまでは使わないということになります。

手振りの効果的な使い方を覚えましょう

まず身振りや手振りは、どうしても言葉だけでは伝わりにくいという部分で使用します。たとえば話の中で丸い物を説明するなら指や手で輪を作って説明したり、物の大きさを表すなら手でこれぐらいと外見をなぞるようにジェスチャーします。

このようにして話の内容の中の物を、具体的に説明するときに使用すると、手振りは効果的になります。そしてもう一つ話を強調する時にも身振り手振りは効果を発揮します。

順序立てて話をするときに手で段を作ったり、2つの物事をそれぞれ話すときに、左右に方向を指して話したりと、使い方はいろいろとあります。こうして話を強調して、手を動かしながら会話すると、相手の関心も引きやすくなるのです。

1つ気をつけないといけないのは、オーバーリアクションにならないことです。あまりにも話が白熱しすぎて、体を激しく動かすぐらいの身振り手振りは、話の内容が陳腐に見えることもあります。

また頻繁に身振り手振りを使うのも、効果は薄れて逆効果です。

行ってはいけない手振りに注意しましょう

身振りや手振りでも行うべきではない方法があります。これは先にも記載した通りのオーバーリアクションがその1つです。

そのほかにも、わざとらしいアピールも相手をしらけさせることになります。たとえば1つ目はと話を始めて指を1本たてて1を作り、次に2つ目はと話して指を2本立てて2を作って話すような方法です。

こういった手振りは、講演会など大勢の人を相手にするときに使うべき方法であり、面接では行わない方がよいです。これらのことを踏まえて、手振りは自然なジェスチャーが一番効果的であり、ムリをしてまで使う必要はありません。

もしも手振りをするのが苦手というなら、面接では言葉で話すだけで十分です。それでも面接官にはあなたの意見は伝わりますので、手振りはその話の内容を少しだけ明確にしてくれる効果があるだけのことです。

またムリをして使うと、相手には上から目線で話しているようにも捕らえられることがあり、せっかくの面接での会話が逆効果になることあります。

立ち振る舞いはアピールになります

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面接では、おかけくださいと言われたら座る、ノックは3回、退席時は一度礼をするなどいろいろと決まりがあります。これらは立ち振る舞いの一種であり、すべての行動を面接官は見ています。

そして手振りも立ち振る舞いの1つとなり、もしも使うなら面接官は何を伝えたいのかを見てきます。または姿勢を正すことや、足を揃えるということも、立ち振る舞いの一種であり、これらも面接官への印象を与える行動となります。

つまり面接は、面接官の質問に的確に答えることばかりでなく、入室から退室までの行動もすべて見られています。そのようなことを考えると、手振りは自然に行えるなら相手を引きつける効果を高めることが出来ます。

そして少し大げさにしたりすると、いきいきと話しているように見えて、相手への好印象を与えることも出来るのです。ただやり方を間違えると、不自然なジェスチャーとなり相手をしらけさせるので、どれぐらいの加減で行うべきかは難しいところです。

(まとめ)人材派遣の面接では手振りを交えて話すべきか?

1.少しの手振りなら好印象になります
手振りは人材派遣の面接で使用すると、少しぐらいなら好印象を与えるよい方法です。

ただし大げさであったり不自然であったりすると、それはわざとらしく見えるので逆効果です。

2.手振りの効果的な使い方を覚えましょう
手振りを効果的に使用するなら、言葉では伝わりにくい部分で使うとよいです。

話の内容を強調したり、物事を具体的に想像しやすくしたり出来ますので、相手に話をわかりやすく伝えられます。

3.行ってはいけない手振りに注意しましょう
手振りを行うときは、オーバーリアクションであったり、わざとらしくするのは逆効果であり、行うべきではありません。

またムリして手振りを使うと上から目線で話をしているようにも見えてしまいます。

4.立ち振る舞いはアピールになります
面接ではあなたの回答内容の他に、立ち振る舞いもアピールとなります。

このことを考えると手振りもアピールの1つとして使うことができ、相手の関心を引く効果を高めることが出来ます。

著者情報

プロフィール:上代 裕也
人材コンサルト。転職で悩む同世代の人たちに向けて役立つ転職情報を配信している。